瓦の補修
2019.11.12 Tuesday
お久しぶりです!
岡山県が誇る観光地 倉敷の美観地区で作業してきましたのでブログ書いときます
隅巴瓦の欠けです
依頼を受けたときは古い瓦を想像しワクワクしてましたが 新品だったのでちょと残念。。。
さて 車が乗り入れできなかったのと電気が遠かったのとで 手持ち+電気なしで補修して行こうと思います
周囲に養生テープを貼ったら
アルテコジェルを全体に充填→革漉きを上手に使ってならす→ペーパーをあてて整える
を何度も繰り返します
一度に大きく盛って削って形を作ると言う方法は 私はあまり取りません
足りなくてもいいので盛り過ぎないに気をつけて回数で形を整えます
理由は 不要なところについたりペーパー等で傷を広げてしまったりが無いようにです
あとペーパーがけ作業が一番疲れるし
てことで↓はアルテコジェル充填後にダメ拾いにアクアウッドフィラーを充填したとこ
アクアウッドフィラーは156に9005を少し足して軽く調色してます。
アシレックスアラメで形を整えると↓
悪いとこだけアクアウッドフィラーが残ってますね
ゼリーであらかた埋めれてるのがわかると思います
アクアウッドフィラーは乾燥硬化なので、厚みをつけると切削硬化まで非常に時間がかかります 使うときは厚付けしなくても大丈夫なようにジェルやレックスリートで粗方埋めてると使いやすいですね
形が整ったら色ですが スプレーで艶が合わせられなそうなので 色の段階で艶もしっかり下げておきます
ハイアートエコを調色し フラットベースでつや消しにしたら ウエスでタンポ塗り
上手に出来たんじゃないでしょうか
色は明暗2色作って交互にパタパタしながら明度と模様の調整をしています
以上 倉敷美観地区の登録有形文化財の瓦補修でした
倉敷に行かれた際は探してみてください