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のぼりがま

2017.11.13 Monday

11月が半分すぎました。数えてみればあと7週間で今年が終わるようです。

そろそろ本格的な冬支度がいりますね。

 

さて先日土曜日、学生時代の友人が遊びに来てくれました。4歳になるという息子がもうかわいい盛りでございます。

その彼女、いつもは休みのはずなのに翌日の日曜日は仕事だという話になり、なにやら岡山県立美術館が主催して、ミニ登り窯で窯焚きを体験するワークショップがありそのお手伝いをするそうで。

実はお局事務員と重役田中は大学の先輩後輩の関係でして、ともに陶芸の専攻でした。

場所が母校ということで、わが子もつれて見学に行くことに。

 

しかし当日!

行く道すがらで「人数に余裕があるから参加もできるよ」と連絡が入ったので、急遽わたしたちも参加できることになってウキウキ。

 

陶芸体験と一口に言っても、粘土が焼き物になるにはたくさんの工程を経ているわけで、そのすべてを体験するのはなかなか難しいものです。

よくあるのは、粘土で形を作る工程、素焼きされた生地に絵付けする工程あたりでしょうか。

 

今回のワークショップでは、窯焚き体験ということで普段あまりない「焼く」工程を体験できました。

しかも、釉掛けもできる!

 

釉薬をかける工程を体験できるのって結構珍しい気がするんですが、どうなんでしょう。

 

釉薬をかける生地は、素焼きといって一度低い温度で焼いたものです。今回は用意されたものから好きなかたちを選んでというスタイル。

奥の白いのが白土、手前の茶色いのが赤土、全て窯に合わせた手のひらサイズ。

われわれはそれぞれ一つずつ選びました。

 

釉薬は8種類あったような記憶です。横に焼いたものがサンプルとして置いてあり、どんな色にしよう、どんな質感にしようと皆さん真剣。焼く時の条件で仕上がりは変わってくるので、サンプル通りにいかないことも考慮に入れつつ選びました。

2種類3種類の釉薬を掛け分けてもOKだったのも楽しかったです。

 

いよいよ釉掛け!

長男はフォーク、次男はルーク的なの、お局はなんでしょうね広口の一輪挿しかな、重役田中は片口。

素焼きの生地はカラッカラなので、水分をすごく吸います。引き上げたそばからススス〜と乾いてマットになっていきます。

釉薬はガラス質で溶けて引っつくので、底の部分は濡れたスポンジで拭き取ります。

 

次は窯詰め!

使わせていただいたこのミニ登り窯、実は重役田中が学生時代に作ったものだそうです。作っただけで使ったことはないそうで、何やら感慨深いものがありますね。

ちなみに、横長の空間ですが全てに作品を詰めるわけではなく、真ん中のみ。右側は燃料用のスペースとして空けておきます。

 

今回の燃料はおがくず備長炭というものだそうです。まずは、熾った炭を入れて、ドライヤーにて強制的にゴンゴン風を送ります。炭の様子を見て少なくなったらどんどん足していきます。

時間が進むにつれ炭の消費も早くなるので、ホントにちょくちょくのぞいて足してやらねばなりません。

 

そのうち窯の温度が上がってくるとファイヤー状態になります。

中の作品も釉薬が溶け始め、赤く透けてとってもキレイ…。

 

さてさてここで、釉薬が溶けて焼きあがったら窯から出して冷ますのですが、その時にもみ殻に中に埋めるという方法があります。

こうすると釉薬に金属光沢が出るんです。不思議ですね〜。当たっているもみ殻が燃えてその灰が作用するのか、はたまた還元焼成的な効果があるのか、よくわかりませんがとっても面白い。

 

我が家と重役田中も、やってみることにしました。

写真は別の作品だったりするのですが、窯から出してすぐにもみ殻につっ込み、上からもかけてすぐさま蓋!しばし待つ。

 

で、出てきたのがこちらです。フォークなんかは見事にギラギラしました。何の釉薬をかけたかだれも覚えてないので再現性が低いのがまことに残念。たしか白っぽいサンプルだったと思うけど…。

ルークは黒の釉薬です。なんか渋いくてかっこいいですね。お局のは上は白、下は黒。ですが、下の黒はまだちゃんと溶けておらずマットな仕上がりになったそうです。上は白が金属光沢をまとって銀彩みたいな鼠色に。ステキです。

重役田中のは出来上がりを撮るのを忘れてしまった、すみません。

 

これ、午後の半日でやったんですよ。なんてお手軽なんでしょうか。

焼いた作品は、その日に持って帰れる状態。なのですが、今回作った作品は、こちらで展示されたのち手元に届くそうです。

第64回日本伝統工芸展岡山展

伝統工芸展の関連イベントだったんですね。

 

伝統工芸で目を肥やすついでに、チラ見してください。

by 恵美 カテゴリー: お局事務員

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