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今年3月初旬に弊社に届きました埼玉の消印のアンケートハガキについてのご返答になりますが、先にご返答が大変遅くなってしまった事を心よりお詫び申し上げます。

今後はより迅速な対応が出来るように誠心誠意努めたいと思います。

 

それでは気を取り直してアンケートに記入して頂いていた項目についてお答えしていきたいと思います。
 

 

アンケートハガキ項目7.技術的にお困りのことはありますか?

 「木目に対して垂直な傷の補修」

 

弊社の行っている方法をいくつか挙げさせていただきます。

 

1.浅い擦り傷で白系以外の木目調であれば染料系着色料を軽くしみこませて目立たなくさせることができます。

 

浅いですが横に入った傷がはっきり分かります。

 

弊社取り扱いの染料カラーインクを筆で傷に塗ります。(分かりやすいように右半分だけを施工していきます)

 

ウエスなどで手早くこすってなじませると、

 

分からなくなりました!

 

ちなみに時間をおくと染料が染み込みすぎて色が濃くなってしまいますので、その時はリキッドサンドペーパーで拭き取ってください。

また、浅い傷がたくさんある時はウエスなどの布に染料を染み込ませてこすりつけていくと筆で塗る手間を省けます。

染料を補充して使えるフェルトペンインクなども使い勝手がよく便利です。

 

 

2.深めの線傷に対しては基本的には傷を押さえてへこましてからハードワックスFを充填して着色していきます。

 

カッターなどで出来た線傷の場合は縁が膨らんでいるのでバニッシャースタイラスでしっかり凹まします。

 

調色したハードワックスFを充填しフィラーアプリケータースーパーアシレックス#360500)で面を出していきます。

 

面がでたらフェラーエックスで着色していきますが、横の線傷の場合は木目を書こうとすると大変なので、できるだけワックスが入っているところだけに線ではなく点で着色したほうが違和感も少なく時間も短縮できると思います。

 

フェラーエックスなどの顔料は使いすぎると面に厚みがでてしまうのでスペシャルプライマーサンディングスプレー→スーパーアシレックス(500)で再度面出しをしてアクリルスプレーで艶調整し、仕上げにスーパーアシレックス(#8001300)で表面を整えて完了です。

                   

 

3.傷が多い時にはエアブラシを使って対応します。

 

 

面出しまでは基本の線傷と同じです。傷をへこましてハードワックスFを充填し面出しをします。

 

養生をして春目(明るい木目)に合わせて調色したフェラーエックスをエアブラシで冬目(暗い木目)を薄く残す感じで塗布します。(フェラーエックスを塗布する時はセルローズシンナーを2:1ぐらいの割合で混ぜて使って下さい)

 

上から冬目をなぞって書いていきます。塗布した時に表面がザラつく様ならスーパーアシレックス(800〜1300)で馴らしてください。それ以下の番手だと色が落ちてしまいます。

春目、冬目以外の中間色の木目も自然に見えるように適度に書いていき、スペシャルプライマー→アクリルスプレー→スーパーアシレックス(800〜1300)で仕上げます。

 

細かい木目をたくさん書くときにはアシーナラヴィアコーム筆などもおすすめです。

 

今回は一般的なフロア材を元に書かせていただきましたが、床暖房が入っている場合は融点の高いハードワックスプラスハードワックスプロがお勧めです。

方向変色をするときはパテにエフェクトワックスを使ったり、着色するときに粉末顔料を混ぜることで自然な状態に近づけます。(エフェクトワックスは床暖房にはお勧めできません)

同じく方向変色にエアブラシを使うときは粉末顔料の代わりにパールコンクがお勧めです。

 

フロアの材質や傷の付き方など状況が変われば使う材料や工程が少し変わってくるとは思いますがご参考になれば幸いです。

by 笠原 カテゴリー: ご質問にお答えします

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